道が常にあなたの前にありますように

風がいつもあなたの背中を押してくれますように

太陽があなたの顔をあたたかく照らし

雨があなたの畑にやさしく降り注ぎますように

そしてふたたび会う日まで

神様がその手のひらで あなたをやさしく包んでくださいますように


というアイルランドに古くから伝わる祝福の祈りの言葉を最近やたらと思い出す。

その弱さゆえ、愚かさゆえに核兵器やらミサイルやらで武装し収奪と殺戮の止むことの無いこの世界で

様々な人が様々な想いでこの世界を生き・・・・・・・・

僕は、僕でそんな世界で病魔に襲われのたうちまわりつつ

も。


そんなこんなの凶暴な苦しみの中で見出せるものが、あるとしたら祈りしかないのです。

この苦しみに感謝出来たら僕の現世の役割は、果たせたのかな?

などと思う今日この頃です。

もうひとつ思い出す言葉があります。


病者の祈り


~ニューヨーク・リハビリテーション研究所の壁に書かれた一患者の詩~

大事を成そうとして
力を与えてほしいと神に求めたのに
慎み深く従順であるようにと
弱さを授かった

より偉大なことができるように
健康を求めたのに
よりよきことができるようにと
病弱を与えられた

幸せになろうとして
富を求めたのに
賢明であるようにと
貧困を授かった

世の人々の賞賛を得ようとして
権力を求めたのに
神の前にひざまずくようにと
弱さを授かった

人生を享楽しようと
あらゆるものを求めたのに
あらゆるものを喜べるようにと
生命を授かった

求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた
神の意にそわぬ者であるにもかかわらず
心の中の言い表せない祈りは
すべてかなえられた
私はあらゆる人々の中で
最も豊かに祝福されたのだ



この詩を書いた人の心境には、ほど遠いのですが・・・・

何事かに感謝しつつ祈りつつ

身動きすらままならぬ体と精神的拷問のような病苦の日々をやりすごしています。

病んだ世界で病み

疲れ

苦しみ

つつ・・・・

それでも祈らずには、いられぬ自分が不思議です。

どうか、この世界が浄められますようにと・・・・・

愛と平和が地上に満ち溢れますようにと

弱く愚かな自身の痛切な願いであります。

険しき道中でこそ見えること感じられることも

あるのかもしれませぬ・・・・

(-∧-)合掌・・・